この度、みずほ東芝リース株式会社（以下、当社）は、石川県羽咋郡(はくいぐん) 志賀町(しかまち) （以下、志賀町）の富来(とぎ)地区の放課後児童クラブ（学童保育）が使用する仮設施設について賃貸借契約を締結いたしました。

富来地区の放課後児童クラブは、富来小学校が被災したため富来中学校の道場などを使って開所しており、子供たちが快適に過ごせる環境が必要でした。当社と株式会社采建築社（以下、SAI建築社）は、新たな学童保育の場所として木製の箱型ユニットである「CLTセルユニット」の設置を賃貸借契約で提案し、工期の短縮と導入コストの抑制による迅速な環境整備を支援いたしました。

「CLTセルユニット」は、SAI建築社が手掛ける国産木100％のCLTを使用した箱型の構造体です。国産の木材を釘を使わない日本の伝統技術で接合し、耐震等級３以上の強度が認められることから、リユース可能な資源循環型の構造体として特許を取得しています。また、箱型のスケルトン構造なので、運送しやすく短い工期で設置できます。

志賀町は、能登半島のほぼ中央に位置し、日本海の豊かな自然を感じることができる町です。令和6年能登半島地震では、日常生活や経済活動に甚大な被害が発生しました。１日も早く町の姿を取り戻すため、「かえる、志賀町」をキーワードに官民一体になって、震災からの早期復旧・復興を目指しています。

当社は機器や設備のリース等を通じて、地域社会やそこに暮らす人々の未来を支援し、持続可能な地域社会の実現に向けて継続的に協力してまいります。