ファイナンスの基礎知識 KNOWLEDGE

ファイナンスリースとは？

ファイナンスリースは主に設備導入手段、または設備等商品の販売促進手段の一つで、賃貸借やリースという一般的な概念の中で主に以下の特徴をそなえたものです。

契約の対象物は利用者（以下借主）が選定: 契約の対象物は借主指定のもので、借主指定の販売店（以下売主）からリース事業者（以下貸主）が購入してリースする。
フルペイアウト: リース物件の購入金額とリース取引にかかる諸費用のおおむね全部を貸主がリース料として回収するよう定められている。
中途解約禁止: 借主からの申し出による中途解約が禁止されている。
物件の保守、修繕義務: 貸主は物件の保守、修繕義務を負わない。
瑕疵担保責任: 貸主は物件の瑕疵担保責任を負わない。
滅失・毀損: 借主が物件の滅失・毀損の危険負担を負う。

設備利用者が導入する設備を選定します。

設備利用者はリース事業者と連絡をとり、契約手続き（見積・審査等）を行います。
契約では、設備利用者を借主、リース事業者を貸主、販売店を売主とします。

物件を借主が検収した段階でリース開始となります。

貸主は資金を調達し、物件代金を売主へ支払います。

設備の稼働により収益（効果）が発生します。貸主はリース期間中リース料請求、保険付保、固定資産税申告・納付等を行い、借主はリース料を貸主へ支払います。

リース期間が終了する3ヶ月前に貸主から借主へ連絡、契約期間終了後の取扱について取り決めます。

借主が、再リース契約による契約延長か返却を決定します。
返却の場合、貸主は物件の価値により、二次市場への売却、または廃棄を選択します。